11月27日、合唱団CORMIのコンサートを聴きました。
まず、指揮者とオルガン奏者がステージに登場。アレ?前奏曲でもあるの?と思いきや、フォーレの「パヴァーヌ」の調べに乗って上手下手から団員が1人ずつ
一歩進んでは止まる。
一歩進んでは止まる。
カツーン、カツーンと響く靴音。会場が厳かな雰囲気となり、とても素敵です。
フォーレの「レクイエム」
第一声の何と美しい事!グッと引き込まれました。合唱は少人数で重厚なハーモニー本当に素晴らしいです。
バリトン与那城敬さんの深みのある声。
ソプラノ飯田みち代さんの伸びのある美しい声。オルガンも色々な音色で素敵。パーカッションも素晴らしく、途中歌っていた団員の方がバイオリンを弾き出したり・・・
演出もとても良いのです。
2曲めはラターの「レクイエム」
どんな登場?と思いきや、今度は衣装にビックリ。男声の緑のベストに目が点。女声は胸元までの黒ドレスに片側の肩から斜めに掛けて大きく結んだ金又は銀の布。ギリシャ彫刻の様な美しさがとても印象的で目でも耳でも楽しませて貰えました。
快活なラターも素敵で、終曲の美しさには涙がこぼれそうでした。
鳴り止まない拍手に応えアンコール。それにも又々拍手の嵐に、指揮者の井ア先生はバイバイと、にこやかに手を振られ会場は和やかな雰囲気に。本当に素敵なコンサートでした。
さて12月23日(木)。例年ならグリーン・エコーは歌い納め。ビールと軽食で陽気に歌う楽しい行事は勿論厳禁!通常練習となりましたが、練習が出来る事がどんなに幸せな事かとつくづく思います。
皆様、どうぞ良い年をお迎え下さいませ 。
(あ)
2021年12月25日
2021年12月11日
第九の季節
第九の季節がやってきた。昨年は名フィルの第九にエントリーしたがコロナ禍で参加できなかった。しかし今年は歌えることになった。本番は12月17,18日。チケットは完売。我がグリーン・エコーからは20人参加している。練習時間に制約はあったもののメンバーはベテラン揃い。練習会場での響きはとても心地良く、やっぱり第九は楽しい。ベテランと言えば練習会場で会った白髪紳士。曰く「今年は歌えて良かった。東京オリンピックの頃から毎年歌ってきたからね」「えっ、東京オリンピックの頃からですか?」「そう、昔やったオリンピックの頃から毎年、歌ってきた。まだ名フィルもなかった時代。」昔の東京オリンピックと言えば今から57年も前のことだ。そんなに長く歌い続けてきたなんて、驚きを超えて思わず最敬礼してしまった。また、来年1月10日には愛知県合唱連盟主催の記念演奏会がありここでも第九を歌う。東北大震災を契機に作曲された「群青」と連盟依嘱作品「音楽の木」も歌うことになっているがこの2曲がまた素晴らしい。起きてしまった事は大変悲しいことだけど、歌っているといつの間にか自分が彼の地にいる様な、そして高校生にでも戻った様な若々しい気持ちが湧いてくるから不思議だ。歌から元気をもらうって言うのはこういうことかなと思う。外見は枯葉マークでも歌は若葉マーク。皆さんに迷惑かけない様に晩酌は控えめにして今夜も練習しよう。(はなパパ)