2017年12月12日

永遠の趣味 合唱

 来年10月にグリーン・エコーは名フィル演奏会マーラー交響曲第8番、いわゆる「千人の交響曲」に出演します。5年前に入団して最初のステージがこの曲だったので、当時使っていた楽譜には今以上の苦心の跡が残っています。パソコンにも当時の関連資料や記録が残してありました。その中には元パートリーダーのTさんによるパート別の練習音源もありました。今思うと、その苦労がしのばれます。
 Tさんは2年ほど前に亡くなられました。音源を作ったころはすでに闘病中でした。70代でありながらハイテクに強く、出席管理のデジタルデータなどスタッフ活動についてのイロハも教えてもらいました。音源もパソコンで作られたものです。私のパートであるベース分しか持っていないことと、間違っているところがあるのに元データがないので直せないということから、私が現在新たに作成しています。物事の困難さを知るには自分でやってみるのが一番であり、音源作成作業もこの例にもれず想像以上に大変です。特にマーラー交響曲第8番の楽譜はソリスト8人に第1コーラス、第2コーラス、児童合唱とパートが多いなど、ある団員にいわせると「変態な」楽譜で、苦労は倍増します。体調のすぐれないながらもすすんで作業してくださったことに今さらながら感謝です。
 Tさんの葬儀に参列しました。その棺の中には当時練習中だった次の主催演奏会の楽譜「ドイツレクイエム」も故人の遺志により入れられていたそうです。亡くなる直前まで合唱に取り組める、さらに黄泉の国でも合唱に取り組みたいなんて、何と幸せな趣味との付き合い方でしょうか。自らを顧みるとまだまだ中途半端です。Tさんの音源を聴いて背筋の伸びる思いです。(たぬき)
posted by blogstaff at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常風景
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