2018年12月10日

田んぼに「ひつじ」?

 大掃除をしていて、義父の遺した句集を見つけた。義父の句が載っている。『穭田が穂波にゆれる知多棚田』。「穭」の字が読めない。ので、辞書で調べた。「ひつじ」と読むとのこと。「やぐら(櫓)」に似ているが、木偏(きへん)ではないから「やぐら」ではない。その意味は、刈り取った後の稲が、もう一度穂をつけたものだという。暖かい地方では、穂波に見えるほどに育ち、鳥たちのご馳走になるという。秋の季語であり、普段使われそうにないが、俳句に登場すると味が出る。
義父が、生前、娘(私の嫁)に会いに知多半島に来た時に詠んだものだろう。家内によれば、(実家のある)諏訪は寒いので、「穭」は穂波ほどには育たない。「お父さんは、暖かい知多の秋の穂波を見てびっくりしたのだろう」と。
漢字にめっぽう強かった義父を思い出して、家内と二人でしばしジンワリ…。
さて、切り取られた株もまた穂をつけるという。我が身もまた、さありなんかし。
(et)
posted by blogstaff at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常風景
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