2019年06月20日

バルトを旅して

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ゴールデンウィークにバルト三国(エストニア、ラトヴィア、リトアニア)を旅してきました。
中世が息づく街並み、緑豊かな大地、手仕事を大切にする親切な人たち・・・。しかし、その歴史は、多くの国々に蹂躙された非常に重いもので、旅で訪れたラトヴィアのリーガにある「自由記念碑」や、リトアニアのカウナスにある「杉原記念館」、ヴィリニュスにある「KGB博物館」などで歴史の一端に触れることができました。
出発前に読んだ本にはこんなことも書いてありました。バルトの人々は歌好きで、国を愛し、自然をたたえる民謡は膨大な数にのぼり(19世紀末ラトヴィアでは268,815篇のダイナ(民謡)が収集された)、そうした歌や踊りは暮らしの中に根づいていると。また、別の本によれば、1991年にソヴィエト連邦から独立した時、エストニアの革命は、音楽に導かれた、「歌いながらの革命」であったとのことです。
こうしてみると、人間の社会や歴史に及ぼす音楽の力はたいへん大きいと思わざるを得ません。そのようにしてヨーロッパの歴史のダイナミズムをこの身に感じ、旅を終えました。

写真は、エストニアの首都タリンの旧市街トームペアというところにある、ロシア正教教会「アレクサンドル・ネフスキー聖堂」です。グリーン・エコーが2017年に名フィルの定期演奏会でプロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」を歌ったので、名前に懐かしさを感じました。ただ、独立して四半世紀を経た今もなお、ロシアの脅威を感じているエストニアの人々にとっては、国会議事堂のすぐ前にロシア正教教会があるのは気持ちのよいことではないようでした。(M)







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posted by blogstaff at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常風景
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