2020年03月16日

意外な発見

新型コロナウイルス感染防止のため、コンサートなどが中止になった。

個人的にも予定していたコンサート、演劇、ラグビートップリーグに行けなくなってしまった。これに感染へのうっすらとした不安が加わり、鬱屈した日々を過ごしている。

先日、何気なくテレビをつけたら大相撲が放送されていた。無観客での取組である。歓声や拍手もないしアナウンサーや解説者もなんとなく元気がない。盛り上がりに欠けることは否めないが、相撲を純粋に鑑賞するという点では、土俵に集中できて意外に良いのである。

まず、照明が暗いため、土俵上は厳かな雰囲気が満ちている。呼出や行司の声が館内に響きわたりはっきり聞こえて清々しい。驚いたのは立会いである。「ズン」「ドン」「ピシッ」といった音がよく聞こえて、当たりの凄さが伝わってくる。押す、寄るなど力を入れる時に漏れる声や、苦しくなって息が上がって出る喘ぎ声が聞こえるなど、見ているだけでも力が入る。土俵上の迫力は素晴らしいが、勝った力士への声援などもなく、取組は淡々と進んでいく。競技としての勝敗より、相撲の持つ儀式性が浮き上がってくる。

相撲は、超人的な力を持った大男が力比べをすることから発したと言われている。その後、神社における農作物の収穫を願う祭事として続けられてきた。現代では、多くの観客の前でスポーツとして行われ、テレビ放送もあるため華やかさが増してきたが、無観客により厳かな神事としての側面が呼び起こされたと思う。今後こんな形態で行われることはないと思われるので、是非ご覧いただきたい。 (ヨッシー)
posted by blogstaff at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常風景
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