2020年08月02日

カラオケの効用

新型コロナウイルス感染を避けるために外出を自粛している方が多い。特に高齢者や基礎疾患のある方は、感染すると重症化するリスクが高く、より慎重になっておられると思う。ただ、自粛も相当長期間に及んでいるため、人と接することが減って孤独感が増して鬱状態になったり、身体を動かさないことにより廃用症候群が進行するなど、別のリスクが高まることも指摘されている。

88歳の母は、私の自宅から車で約30分のところに一人で暮らしている。元気で過ごしているものの、コロナの影響を受けて、買い物へ行く回数を最小限にしたり、時々仲間とカラオケを楽しんでいたが、それも暫く中止となってしまった。幸い、ご近所づきあいはあるし、私を始め家族とは時々顔をあわせているので孤独になっていることはないが、人と会う頻度は減っている。

母は、外出が減ったことにより歩行時に足の違和感が出始めたため、最近は自宅近くを散歩している。短時間であっても散歩を続けることにより、足の違和感は改善したようだが、意外なことに、声が出しにくくなったと言っていた。お経を読む時に思うように声が出ないらしい。人と話す機会が減り、カラオケを歌う事もなくなったため、口やのどの筋肉の動きが悪くなったようだ。これに対しては、カラオケのカセットテープで家で練習を始めたら、歌の声も出しやすくなったし、お経の調子も元に戻ったと言っている。

身体を動かす機会が減ると下半身の筋力が低下することは容易に想像できるが、口やのどの筋肉も動かしていないと低下することに改めて気づかされた。合唱の練習が中止になって半年近くになるので、意識して個人練習を続けないとどんどんレベルは低下していくだろう。グリーン・エコーでは個人練習用の音源が作成されており、これを使って自主練習できるのはありがたい。特に発声練習用の音源は短く分けられているので、自分の都合に合わせてすきま時間でも練習できる。練習再開の見通しはたっていないが、合唱の響きを想いつつ、一人で練習を続けている。(ヨッシー)
posted by blogstaff at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常風景
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