2020年09月19日

雨飾山

雨飾山山頂を望む.jpgヨツバヒヨドリとアサギマダラ.jpg
コロナの影響で、我が家の登山の形も変化してきました。山小屋はどうしても密になりやすいため、恒例の夏山登山も、今年は山小屋泊をやめ、麓の温泉に泊まって、翌日登山し、下山してからまた温泉という形になりました。
8月初旬に登ったのは、長野県と新潟県の県境にある雨飾山(1,963m)。
深田久弥の『日本百名山』の一つでもあるこの山は、「猫の耳」と呼ばれる双耳峰であり、南峰には標柱と三角点が、北峰には石仏が並んでいます。山頂に置かれた石仏が北を向いていることから、もともとは越後、日本海側の信仰の山だったと推測されています。
深田久弥は雨飾山登山を3度試み、1941年の2度の撤退を経て、1957年にようやく登頂しています。氏の著書『わが愛する山々』に、「ついに私は長い憧れの雨飾山の頂に立った」という記述があります。

さて、我が登山隊は、長野県側の登山口、小谷温泉から登り始めたのですが、なかなかの急登で、喘ぎ喘ぎでした。しかし、高山植物が非常に豊富で、いたるところに黄色や白、紫の可憐な高山植物が今を盛りと咲きほこり、最近名前を覚え始めた私は、登りのしんどさも忘れて、夢中になりました。
ようやく山頂に着いた頃、ガスが湧いてきて、日本海や、後立山連峰などの眺望がかなわなかったのは残念でしたが、十分に楽しんで下山路に着きました。下山は、新潟県側の雨飾温泉へ。ところが、この道は、あまり人が入っていなくて、下山中、誰とも会わないという登山道で、長野県側よりも一層急な斜面の連続でした。ロープやハシゴ場も多く、転倒しては大変、と慎重に下山したため、予定時間を随分オーバーし、雨飾温泉に着いたときはへとへとでした。1日の登山にしてはなかなかハードだったと思います。
しかし、宿泊した雨飾山荘は、「日本秘湯を守る会」の会員の宿というだけあり、携帯電話も繋がらない、山の麓の一軒宿で、コロナの影響もあってか、夫婦貸し切りで泊まれたのはよかったです。

写真は、登山途中の荒菅沢から見た雨飾山の頂上と、ヨツバヒヨドリの蜜を吸うアサギマダラ。
人間は、コロナで右往左往しているけれど、山も、高山植物も、それに集まる蝶も、何も変っていません。この地球に一緒に住むものとして、植物とも昆虫とも動物とも、また、コロナとさえも、共存できたらと思いました。
さあ、グリーン・エコーの練習再開までの間、私はいつまでも歌える身体づくりに、精を出すことにします。(M)
posted by blogstaff at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常風景
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