2022年08月01日

絶滅危惧種

アンプが壊れた。一旦は復活したが、暫くするとうんともすんともいわなくなった。ミニコンポの一部なので高価な物ではないが、毎日のように使っていたし、最近退職して自由な時間が増えた身の上なので聴けないと困るのである。修理するか買い換えるか迷って数人の知り合いに確認したところ、中国製のデジタルアンプが安価で性能が良いとのこと。オーディオ機器を自作する友人は、数千円程度で一昔前の高級アンプと遜色がない音がするといっていた。

 さっそくAmazonで3,500円程度の物を購入した。投影面積は文庫本より小さく、厚みも5センチに満たない。こんな小さなアンプで本当に鳴らせるのか、半信半疑でCDプレーヤーとスピーカーに繋いでみた。最初は、耳が前のセットに慣れていたため違和感があったが、暫く使っていたら徐々に本来の能力が発揮されてきて、以前の機器よりも音が良くなったと感じる。中国製デジタルアンプ恐るべし。日本のメーカーが破産するはずである。

 ところで、私は上記のような聴き方でクラシック、ジャズ、落語などを室内で聴いているが、街中ではスマホからコードレスイヤホーンで聴いている人をよく見かける。音源はYouTubeや有料でダウンロードしたものであろう。そもそも家庭にCDを聴く環境がない人が多いらしい。私は、LPレコードから聴き始めてCDに転向しながら40年以上過ごしてきたが、このような聴き方をする人は減少していくことは確実で、絶滅危惧種ともいえる。

 近々、3月に実施した我が団の演奏会の録音がCD化されて団内で販売される予定である。団内は私のような絶滅危惧種が多いためCDへの需要は多いものの、最近若い方が多く入団してきたので、そのうちにCDではなく別の録音媒体も検討する必要があろう。世の中変わったな、などと妙な感慨に耽りながら、寝そべって昭和の落語を聴いている。 (ヨッシー)
posted by blogstaff at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常風景
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