先日、県芸術劇場大ホールで行われたウクライナ国立歌劇場によるオペラ「カルメン」を見ました。人生を長く生きてきたからなのか演奏がよかったからなのか、それぞれの登場人物のそれぞれの場面の心情にとても共感できました。終わったとき多くの観客がスタンディングオベーションをして、拍手がいつまでも続きました。やっぱり演奏が素晴らしかったからなんですね。
「カルメン」は合唱の出番が多く、グリーン・エコーでも何回か取り組みました。
私はグリーン・エコーに入団して最初のステージが「カルメン」でした。素敵な曲がいっぱいありすぐに大好きになりました。仲間でハイキングに行ったときも「カルメン」を歌いながら歩きました。
また、「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督によるちょっとこだわりの演出の「カルメン」も経験しました。練習の過程で山田洋次監督がグリーン・エコーの合宿に来てくださり、団員と意見交換してくださったこともとても印象に残っています。
「カルメン」では合唱は4幕全部に出て活躍します。兵士になったり、街の若者、タバコ工場の女工、酒場の客、密輸団、闘牛の観客とみんなノリノリで演技し歌いました。いまでもあの前奏曲を聞くだけで心が踊ります。
グリーン・エコーで音楽の楽しさを知った大好きな曲のひとつです。(と)
2023年01月17日
2023年01月01日
初夢
最近、指揮者からこんな注意を受けるようになった。「ベースは人数が増えたんだから、もっと他のパートとのバランスを感じて控えめに歌ってください。控えめに!ですよ」2023年3月、拍手が鳴りやまないグリーン・エコー第63回演奏会が大成功に終わると、間髪入れず合唱大好き男性が10人まとめて入団してきた。グリーン・エコーの演奏会に感動して、そして次の第64回演奏会に選ばれたクラッシックの名曲がどうしても歌いたくて参加してきたメンバーだ。合唱団の『団員集まれ作戦』はまんまと成功した。ボリューム感たっぷりの柔らかい男声合唱の響きが空間に広がって、その中には我が老声も優しく溶け込んで、誰もがうっとり、、なんちゃって、、、
以上『私の初夢紹介コーナー』でした。
さて皆さま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。振り返れば昨年は芸文コンサートホールで6回も歌うことができて私には幸せな1年でした。宇宙までも届きそうな壮大なフィナーレの後、会場に沸き起こる万雷の拍手、そしてホール全体に一気に広がる満足感と一体感。「今回も歌えて本当に良かった!」おかげ様で至福の瞬間を何度も味わうことができました。感謝感謝。コロナ禍の事情から舞台奥の客席2階で歌いましたが、これもまた楽しく。指揮者のタクトとそれに呼応するオケメンバーの動きを眼下に見下ろせる舞台中央の特等席。音楽に合わせて夢中で眺めていると自分の出番も忘れてしまいそうでした。なんとも幸せな音楽会。今年はこの楽しみを分かち合うメンバーが一人でも増えると嬉しいかな、と念じつつ新年のご挨拶とさせていただきます。(はなパパ)
以上『私の初夢紹介コーナー』でした。
さて皆さま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。振り返れば昨年は芸文コンサートホールで6回も歌うことができて私には幸せな1年でした。宇宙までも届きそうな壮大なフィナーレの後、会場に沸き起こる万雷の拍手、そしてホール全体に一気に広がる満足感と一体感。「今回も歌えて本当に良かった!」おかげ様で至福の瞬間を何度も味わうことができました。感謝感謝。コロナ禍の事情から舞台奥の客席2階で歌いましたが、これもまた楽しく。指揮者のタクトとそれに呼応するオケメンバーの動きを眼下に見下ろせる舞台中央の特等席。音楽に合わせて夢中で眺めていると自分の出番も忘れてしまいそうでした。なんとも幸せな音楽会。今年はこの楽しみを分かち合うメンバーが一人でも増えると嬉しいかな、と念じつつ新年のご挨拶とさせていただきます。(はなパパ)
2022年12月18日
裏拍で歩いてみたら
前回のブログでも紹介がありましたが、先日、3月の演奏会で指揮をしていただく松井慶太先生の初練習がありました。その時、松井先生から出された宿題に「裏拍を体で感じる」がありました。
「裏拍」は言葉としてはわかっているつもりでも、いざその拍子を取ろうとするとなかなかうまくいきません。日本人は、日本語が表拍の言語でもあることから、概して裏拍は苦手なんだそう。手を挙げればバンザイになり、手を打てば間に揉み手をしそうな、どこまでも日本人な私は、どんぴしゃりで当てはまります。これはなんとかせねば!
そこで、毎日歩く時に裏拍で歩くことにしました。意識していても、すぐに表拍に戻りたがる足を何とか言いくるめて3日、あれ?なんだか楽しくなってきました。足取りが軽い感じ?これはもしかして裏拍効果?一緒に歌も頭の中で歌います。うんうん、いいぞ、暗譜もできるかも。ポジティブな気持ちが全身を包みます。もう少し遠くまで歩けそう。リズムにも、暗譜にも、心にも「弾み」がつきそうで楽しみです。
(ゆ)
「裏拍」は言葉としてはわかっているつもりでも、いざその拍子を取ろうとするとなかなかうまくいきません。日本人は、日本語が表拍の言語でもあることから、概して裏拍は苦手なんだそう。手を挙げればバンザイになり、手を打てば間に揉み手をしそうな、どこまでも日本人な私は、どんぴしゃりで当てはまります。これはなんとかせねば!
そこで、毎日歩く時に裏拍で歩くことにしました。意識していても、すぐに表拍に戻りたがる足を何とか言いくるめて3日、あれ?なんだか楽しくなってきました。足取りが軽い感じ?これはもしかして裏拍効果?一緒に歌も頭の中で歌います。うんうん、いいぞ、暗譜もできるかも。ポジティブな気持ちが全身を包みます。もう少し遠くまで歩けそう。リズムにも、暗譜にも、心にも「弾み」がつきそうで楽しみです。
(ゆ)
2022年12月04日
宜しくお願いします!
先日、来年3月の演奏会で指揮をして頂く、松井慶太先生の一回目の練習がありました。
スラッと背が高く、少し長めのふんわりヘアー、黒のコーディネートに黒マスク。目がハート(笑)
通常練習日だった為、時間が短いので少し早めに集合して「ユビラーテ・デオ」と「グローリア」を練習。歌いながら、指示をメモりながらとなかなか大変でしたが、今 練習録音を聴きながら復習中です。
グリーン・エコーに入団して48年。たくさんの指揮者と出会いました。我が団の演奏会、名フィル定期演奏会、第九、ニューイヤーコンサート等々 37名もの指揮者を経験させて頂きました。(10回以上ご一緒した方や外国の方も数名) 皆様それぞれに深く思い出がありますが、入団して初めての演奏会指揮者「外山雄三」合唱指揮者「田中信昭」人気爆発直前「佐渡裕」世界的指揮者「小澤征爾」の先生方は、特に印象深く強く心に残っています。こんなに多くの名だたる指揮者と、楽しい時間を共有させて頂けた(時には悔しい思いもありましたが・・・)のはとても幸せです。
38人目の松井先生とは、どんな思い出が創れるのかワクワクしています。次回練習までしっかり復習して、さらに一歩高い所に行けるように準備し、いい演奏会にしたいと思います。お楽しみに!!(Q)
スラッと背が高く、少し長めのふんわりヘアー、黒のコーディネートに黒マスク。目がハート(笑)
通常練習日だった為、時間が短いので少し早めに集合して「ユビラーテ・デオ」と「グローリア」を練習。歌いながら、指示をメモりながらとなかなか大変でしたが、今 練習録音を聴きながら復習中です。
グリーン・エコーに入団して48年。たくさんの指揮者と出会いました。我が団の演奏会、名フィル定期演奏会、第九、ニューイヤーコンサート等々 37名もの指揮者を経験させて頂きました。(10回以上ご一緒した方や外国の方も数名) 皆様それぞれに深く思い出がありますが、入団して初めての演奏会指揮者「外山雄三」合唱指揮者「田中信昭」人気爆発直前「佐渡裕」世界的指揮者「小澤征爾」の先生方は、特に印象深く強く心に残っています。こんなに多くの名だたる指揮者と、楽しい時間を共有させて頂けた(時には悔しい思いもありましたが・・・)のはとても幸せです。
38人目の松井先生とは、どんな思い出が創れるのかワクワクしています。次回練習までしっかり復習して、さらに一歩高い所に行けるように準備し、いい演奏会にしたいと思います。お楽しみに!!(Q)
2022年11月20日
バッハ全集を戴く
知り合いから「バッハの全曲を納めたCD・DVDを貰い受けてほしい。」というメールが突然送られてきた。しかも無償が条件とのこと。自分はバッハを熱心に聴くものではないし無償では気が引ける、と婉曲にお断りした。しかし、先方はかなりの勢いでとにかく受け取ってほしいと、再度の依頼が来た。
経過を伺うと、知り合いも知人から譲り受けたという。元の持ち主が早世されて、その遺品を整理する中で、ご遺族から喜んでいただける人に譲りたいとして、知り合いが戴くことになった。真面目な知り合いは、2年間で全てのCD・DVD150枚以上を聴き終えて、ご遺族にも確認の上で、次の人に引継ぐということで私に白羽の矢が立ったわけだ。
バッハの曲は、多少フルートを吹くことからフルートソナタは全て持っているが、他はブランデンブルク協奏曲や無伴奏チェロ組曲など少数の有名な作品のCDしか持っていない。恥しながら合唱の入っている曲も数曲しか聴いたことがない。熱心なファンではないのだ。早世された元の持ち主のことや全曲聴き終えた知り合いのことを考えると、多少気が重くなってきた。
これからは当分の間バッハを聴くことになるが、あの白いかつらを被った厳めしい顔を想うと、居住いを正して聴かねばならぬような気がしてきた。このブログを書いていても、頭の中ではトッカータとフーガの重厚なオルガンの音が響いている。(ヨッシー)
経過を伺うと、知り合いも知人から譲り受けたという。元の持ち主が早世されて、その遺品を整理する中で、ご遺族から喜んでいただける人に譲りたいとして、知り合いが戴くことになった。真面目な知り合いは、2年間で全てのCD・DVD150枚以上を聴き終えて、ご遺族にも確認の上で、次の人に引継ぐということで私に白羽の矢が立ったわけだ。
バッハの曲は、多少フルートを吹くことからフルートソナタは全て持っているが、他はブランデンブルク協奏曲や無伴奏チェロ組曲など少数の有名な作品のCDしか持っていない。恥しながら合唱の入っている曲も数曲しか聴いたことがない。熱心なファンではないのだ。早世された元の持ち主のことや全曲聴き終えた知り合いのことを考えると、多少気が重くなってきた。
これからは当分の間バッハを聴くことになるが、あの白いかつらを被った厳めしい顔を想うと、居住いを正して聴かねばならぬような気がしてきた。このブログを書いていても、頭の中ではトッカータとフーガの重厚なオルガンの音が響いている。(ヨッシー)