2019年08月10日

S氏にとっての第九

関東のはずれの小さな町に住んでいたS氏は、60才を過ぎた頃、奥様の奨めもあってシニア世代20人ほどの混声合唱団に入りました。S氏は合唱未経験者でしたが、いきなり地域の合唱祭や演奏会に参加することになりました。『難しいところは口パクOKですよ。楽しんでください。』優しい指揮者の甘言にものせられて合唱を続けたS氏は、半年ほど経った頃、隣で歌っているシニア世代から第九に誘われました。『町で第九をやるから一緒に歌おう。第九が歌えると人生が広がるよ。』S氏は大いに迷いましたが思い切って参加してみることにしました。でも実際に練習が始まると、その速度や音程に全然ついていけません。心優しい隣人氏がまた声をかけてくれました。『自分が初めて参加したときは半分も歌えなかった。最初は歌えるところだけ歌えば大丈夫ですよ。』

S氏は第九をやめることができず、とは言えあまり迷惑をかけても申し訳ないと思って一念発起して練習を始めました。録音に合わせて 毎晩、寝る前に5回ずつ歌うことにしたのです。すると霧がしだいに晴れていくように、いつのまにかそれなりの速さで歌えるようになってきました。初めての第九を何とか乗り切ったS氏には、近隣の町で行われる第九の誘いが次々とくるようになりました。そのエリアは夏でも第九をやっていたのです。
2年目が過ぎようとしていた頃、今度は東京フィルの第九に参加するチャンスが舞い込んできました。会場は上野の東京文化会館です。初めて入った東京文化会館の楽屋には、著名な演奏家たちのサインが壁から天井までびっしり描かれていました。大ホールのステージに立つと、見上げるような最上階の客席まで満員のお客様です。音響も良く合唱団も上手な方ばかりで、その声にのせて歌っていくだけでとても気持ち良く歌うことができました。

S氏はその後、東海地方の大きな町に引っ越しましたが、今度は自分から手をあげて、その大きな町の第九に参加しました。そして今では、とても大きな合唱団(グリーン・エコー)に入って 心優しい人たちと一緒に心から合唱を楽しんでいます。(ハナパパ)
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2019年08月03日

今年も楽しく第九を歌いたい!

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 この4年間、夫婦で名古屋フィル主催の、ベートーベンの第九演奏会に、愛知県合唱連盟メンバーとして合唱に参加しています。

 私達は、4年前、約30年のブランクを乗り越えて、合唱を再開すると共に、久しぶりに第九を歌おうと決めました。しかし、その第九を歌う為には、私達の前に、オーディションという大きな壁があると知らされ、2人共ドキドキしながら、オーディション当日、会場の朝日ホールに向かいました。

 オーディションなんて、人生で初めて。自分の歌に自信は無いけど、何とかなると思っていた私に対して、妻は完全にびびっていて、どうやってオーディション会場に着いたか記憶にないそうです。
それから、1週間ほどで、オーディション合格のハガキが届き、ホッとしました。当初は、ドイツ語の発音に苦労しましたが、4年目ともなり、今では楽しく歌えるレベルになりました。いまだに合格ハガキは宝物で、大切に保管しています。

 今年の演奏会は、12月13日(金)と14日(土)に愛知県芸術劇場コンサートホールで行われますが、オーディションを受けなくて良いのは、今年までで、来年は、また、オーディションを受ける必要があるそうです。二人とも、あのプレッシャーに、また耐えられるか自信がなく、今年の演奏会は最後のつもりで、楽しく思いっきり頑張ります。(^^♪

 ところで、先日、豊田市美術館で開催中のクリムト展に行き、壮大な「ベートーベン・フリーズ」を見て、第九を歌う私達を後押ししてくれている気がしました。
写真は、昨年のマーラーの千人の交響曲と第九の演奏会の時に頂いた大入袋と、4年前の合格ハガキです。これも、良い思い出の品です。(年)
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2019年07月28日

何 食べましたか?

今年は、7月20日(土)〜8月7日(木)が夏の土用の期間。その中で 丑(うし)の日にあたるのが、7月27日の土曜日でした。
その日に 「う」の付くもの(梅干し・うどん・瓜・鰻)や、黒いものを食べると、縁起が良く体調を崩さないと言われています。
土用の丑の日に「鰻」を食べるようになったのは、江戸時代に 平賀源内のアイデアで定着したというのが有力な説。スーパーの魚売り場には、「うなぎ」の幟や提灯がズラリ。
我が家も夕飯で「鰻丼」を食べました。

「土用」というと夏が注目されますが、季節の変わり目の 立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指し、年4回あるんですね。
春は戌の日に「い」の付くものや白いもの、夏は丑の日、秋は辰の日に「た」の付くものや青いもの、冬は未の日に「ひ」の付くものや赤いものを食べると良いそうですよ。(Q)
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2019年07月21日

大相撲 思い出すこと

 先日、久しぶりに友人と大相撲七月場所(名古屋場所)を観てきた。前回行った時から10年以上は経過したと思うが、 以前と比べ立会いの当たりが弱くなったような気がするし、観て
いる方まで力が入ってしまう取り組みが減ったように感じた。とは言っても、土俵際での逆転も何番かあり、やはりテレビで観るのとは全く違う迫力を感じることができた。

 現在は相撲ファンとはいえないが、小学生の頃はテレビでよく観ていた。その中で特に感銘を受けた出来事を紹介したい。それは今から50年前のことで、「世紀の大誤審」と言われている、大鵬と戸田の取り組みだ。

 当時、横綱大鵬は連勝記録を更新中で、双葉山の持つ69連勝を上回るのではないかと大きな期待がかかっていた。
1969年春場所(大阪場所)で、大鵬は初日に白星を挙げ、連勝は45となった、二日目は、前頭筆頭の戸田との初顔合わせの一番だ。立ち合いから後手に回った大鵬は土俵際まで押し込まれてしまい、回り込んだものの押し出されたかに見えた。しかし、戸田の足が先に出ていたとして、行司軍配は大鵬に上がった。勝負審判から物言いがつき、協議の結果、行司差し違いで戸田の勝ちとなった。これで大鵬の連勝記録はストップして、ファンは大いに落胆したのである。

 ところが、翌日の新聞で戸田の足が土俵の外の土を踏んでいる写真が掲載され、誤審が明らかになった。一度定まった勝敗は覆すことができない。大鵬の悔しさはいかばかりであったかと、察するに余りある。
 しかし、これに関する大鵬のコメントが素晴らしい。あんな相撲を取った自分が悪いと語ったのである。横綱が平幕相手に物言いがつくような際どい相撲を取ったことが悪いと反省しているのである。誤審した審判への気遣いがあったかもしれない。
 この一言で、大鵬が横綱としてどんな覚悟を持って土俵に上がっていたのか、そして大鵬の品格が伝わってくる。自分への厳しさ、横綱としての責任感、悔しさを外に出さない人間の器の大きさ、これほどまでの高みに達した力士はいないのではないか。

 大鵬は優勝回数、連勝など数々の記録を残したが、私はこのコメントもこれらの記録とともに後世に残る立派なものだと思っている。まさに昭和の大横綱であった。  (ヨッシー)
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2019年07月16日

一緒に歌いませんか?

現在グリーン・エコーは来年2月13日の第61回演奏会に向けての練習を行っています。オーケストラの演奏と共に大曲を1、2曲歌う演奏会が3回続きましたが、次はガラリと雰囲気を変え、ピアノ伴奏やアカペラで日本語の曲をたくさん歌います。

私は入団9年目ですが、団の演奏会で日本語の曲を歌うのは初めて。これまでとはまた違う難しさと楽しさに、毎回の練習はあっという間に過ぎていきます。

さて、合唱をやっている学生さん、あるいは以前に合唱をやっていた方、または音楽の授業でしか合唱はやったことがないという方にも、日本語でピアノ伴奏の曲、というのは親しみやすく感じられるのではないでしょうか?

今回取り上げるのは、きっと若い世代にも親しみやすいフレッシュなハーモニーの曲(委嘱曲もあり!)や、合唱ファンにも人気の作曲家の曲、さらに、もう少し上の世代の方にもスッと入ってくる日本の唱歌をもとにした合唱曲に、民謡のアレンジもあり…と様々。楽しく歌えて、聴いていただけると思っています(主な曲目は当団ホームページのトップページに記載しています)。

まだこれから取りかかる曲もあるので、今なら一緒に練習を始めることができますし、最近加わってくれた方もいますよ。私たちと一緒に歌ってみませんか?木曜日に練習をしていますので、まずはお気軽に見学にお越し下さいね。(A)
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